電気温水器の特徴

写真は中国電機製造(株)製です
電気温水器は、タンクに貯めた水を電気ヒーターで温めて沸き上げる給湯器です。お得な深夜電力(昼間の約3分の1)を利用するので経済的で、空気を汚さず火災や不完全燃焼等の危険もありません。お子様や高齢の方のいるご家庭でも安心してお使い頂けます。
温水器の貯湯タンクは内部のお湯を使うと同じ量の水を補給するので、常に大量の水(お湯)を蓄えています。置き水効果でお肌にやさしいマイルドなお湯になるほか、万一の災害時や断水時にはタンク内のお湯をそのまま非常用水として利用できます。
また、エコキュートと比べて本体価格が安く、機能や使い方によって様々なタイプの商品があり、ご予算や家族構成に合わせた提案が可能です。
電気温水器の仕組み

電気温水器は、電気ヒーターで貯湯タンクを温めてお湯を沸かす給湯器です。通電するとタンク下部に取り付けられたヒーターが加熱し、温められたお湯はタンク上部へと上昇して、冷たい水は下部へ移動します。タンク全体が設定温度のお湯になると温め運転を停止します。 ※タンクの上部と下部の2ヶ所にヒーターが設置されているタイプもあります。
この貯湯タンクは上部がご家庭の給湯口に繋がっていて、そこから設定温度に温められたお湯が出てきます。使用した分は下部の給水口から水が補充されますが、お湯と水の間に混合層が出来るため、お湯の温度が下がることはありません。
深夜になると再びヒーターが加熱して補充された分の水の沸き上げを行います。日中でもお湯の残りが少なくなった時には、リモコン操作で沸き増し運転ができます。
給湯タイプの違い
電気温水器,エコキュートには、次の3つの給湯方式があります。
フルオートタイプ
ボタンひとつですべておまかせの全自動タイプです。
台所または浴室リモコンの「ふろ自動」ボタンをひと押しするだけで、
- 浴槽のお湯はり開始→設定湯量で自動でストップ
- お湯が冷めないよう、常に設定温度でキープ
- お湯が減ったら自動で足し湯
などの運転をすべて自動で行います。
※手動で追い焚きや高温たし湯などの操作もできます。
※リフォームの場合、浴槽に循環アダプターを取り付ける等の加工を行う必要があります。
セミオートタイプ
浴槽のお湯はりをボタンひとつで行えるタイプです。
台所または浴室リモコンの「ふろ自動」ボタンを押すとお湯はりを開始し、設定の湯量になると自動で停止します。
追い焚きやたし湯などの湯温の管理は手動になりますが、フルオートタイプに比べお手頃な本体価格で自動湯はり機能を利用できます。
※リフォームの場合、浴槽に循環アダプターを取り付ける等の加工を行う必要があります。
給湯専用タイプ
従来の給湯器と同じように、蛇口で浴槽のお湯はりを行うタイプです。
自動お湯はりなどの機能はありませんが、リフォームの場合、浴槽に循環アダプターを取り付ける必要がなく工事もお手軽になります。
設定量の出湯を確認するとブザーでお知らせする機種もあります。